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11.24 Fri

文フリ東京ありがとう御座いました|サークル活動終了のご挨拶


 11/23に東京流通センターで開催された第二十五回文学フリマ東京に【とぎれない、いつか|C-19】で参加してきました。お立ち寄りくださった皆さま、本をお手に取ってくださった皆さま、ありがとう御座いました!

 以下、文フリ東京のレポとなります。また、今回の文フリ東京をもって、当サークルは活動を終了いたします。そのご挨拶も併せてさせていただいております。長く拙い文章ではありますが、お目通しいただければ幸いです。

■文フリ東京ありがとうございました

 今回は新刊2種と既刊3種および小説のイメージアルバムを頒布しました。

・短編集『名前のない、』 …… 新刊
・掌編集『四季巡り』 …… 新刊
・短編集『とぎれない、いつか』 …… 文フリ東京初頒布
・短編集『aether』
・長編『独りの青』
・イメージアルバム『underblue』 …… 文フリ東京初頒布

 本来は新刊を作る予定はなかったのですが、過去にWEB公開していた作品や、現在制作中の長編の息抜きに書き下ろした作品が溜まっていたため、思い切って本にしてしまいました。せっかく作るのならば、と、今までやってみたいと思いつつなかなかできなかった加工や印刷方法を試してみました。期待していた以上に綺麗に印刷していただけたのでとても嬉しかったです。
 ちなみに、こんな仕様となっております。
 『名前のない、』 → 表紙:パルルックVシュガー+白印刷、角丸製本
 『四季巡り』 → 本文用紙:NTラシャあい+白印刷

 設営はこんな感じ。今まではずっとだんだん段ボールを使って面陳列をしていたのですが、今回は全体的に在庫が豊富にあったので平積みをしてボリューム感を出してみました。
 そして今回はオカワダアキナさんと隣接で出店させていただきました。オカワダさんとは3月の文フリ前橋で合同出店したり、個人的にお食事やお酒をご一緒させていただいたりと大変お世話になっておりまして。最後にイベント参加するならどうしてもオカワダさんのお隣りがいい!と思い、お声かけさせていただきました。お陰様で大変楽しい時間を過ごすことができました。オカワダさん、本当にありがとう御座いました。

 わたしは10年ほど前に個人サイトで『空と月と僕と(通称:空僕)』という森瀬ユウの処女作となる作品を連載していたのですが(文庫化したことにより、現在は非公開です)、イベントが開場して30分も経たないうちに、この空僕を当時ネット上で読んでいたという方がスペースを訪れてくださりました。「当時は高校生だったので通販ができませんでしたが、今は成人しているので本を買いにきました」とのことで、まさか10年近く前にオンラインで公開していた作品を読んでくださっていた方に今こうしてお目にかかれるとは夢にも思っておらず、ビックリしましたが涙が出るくらいに嬉しかったです。つまり、ずっと森瀬の執筆活動を追いかけてくださっていたということですよね!?こんなことってあるんですね……なんか、もう、この喜びをどう表現していいのか分かりません……。1冊も売れなかったらどうしよう、という不安がずっとあったのですが、それもこの瞬間にふっとんで、開始30分足らずで「今日来てよかった!!」と喜びを噛み締めました。ここを見てくださっているかは分かりませんが、お声かけくださり本当にありがとう御座いました。

 今回の文フリ東京をもってサークル活動を終了することは前々からTwitterで言及していたのですが、「活動を終了してしまうの残念です」とお声かけくださる方が思っていた以上にいらっしゃって、嬉しいような申し訳ないような、正直複雑な気持ちでいっぱいでした。それでもわざわざお声かけいただけたことはとてもありがたく思っております。後述しますが、執筆活動は今後も続けていきますので、またご縁がありましたらどこかでお目に掛かれれば幸いです。
 「友人の分です!」と全部で10冊以上購入してくださった方や、「私も男子高校生好きなんです!」と全種類を購入してくださった方もいらっしゃいました。スペースでじっくり立ち読みをして本を選んでくださった方や、Twitterで見ましたとお声掛けくださった方、また、スペースに来てすぐに本を購入してくだった方は見本誌コーナーでお目に留めてくださったのでしょうか、様々な方の手に自分の本が渡っていくのを目の当たりにすることができて大変嬉しく思っています。

 お陰様で頒布数はダントツで過去最高を記録しました。ちなみにちょうど1年前の文フリ東京の約倍の頒布数です。1年経っているといえども、今年は一度も東京のイベントに直接参加をしていないので、どうしてここまで頒布数が伸びたのか、自分でもとても不思議です……何をどう分析したらいいものか……。しかしたくさんの方に興味を持っていただけたこと、本当にありがたく光栄に思っております。スペースにお立ち寄りくださった皆さま、本・CDを手に取ってくださった皆さま、本当にありがとう御座いました。少しでも何かを感じていただければ幸いです。様々な方のお陰で大変有意義かつ楽しい1日を過ごすことができました。有終の美を飾ることができた、と言っても過言ではないのではないでしょうか。

 文フリ東京終了後は山口県から遠方はるばる一般参加されていたえめ助さんと、居酒屋でしこたまお酒を飲んで鶏鍋をつつきました。きちんとお話をするのは今回が初めてだったのですが、作品のことや創作のこと、その他色々なことをお話しさせていただけて楽しかったです。えめ助さん、お声かけくださりありがとう御座いました!

 新刊および既刊、イメージアルバムは在庫がある限りBOOTHにて通販を行っております。在庫僅少のものも多々ありますが、完売後の再版・WEB再録の予定はありません。気になる作品がありましたらお早めにご利用いただければ幸いです。
 BOOTH:https://destructiveblue.booth.pm/


■サークル活動終了のご挨拶

 改めまして、第二十五回文学フリマ東京をもって、当サークル「とぎれない、いつか」は活動を終了させていただきます。

 2016年5月に初めて文学フリマ東京にサークル参加をしてから約1年半、委託含め様々なイベントに参加し、たくさんの方に出会うことが出来ました。文フリ東京・前橋・札幌、テキレボ、コミティア、静マル、あまぶん、zine展in Beppu。イベント参加以外にも、Twitter上で色々な方とお話させていただいたり、イベントのアフターにお誘いいただいたり、個人的に水族館や食事、花火などをご一緒させていただいたりと、楽しいことがたくさんありました。たくさんの方に本を手に取っていただけたこと、とても嬉しく思っております。

 また、サークル活動をしている期間に『日日是好日』で第一回Kino-Kuni文學賞の佳作を受賞したこと、文学フリマガイドブックに『BBHHH』と「星の見えない望遠鏡」(『aether』収録)の2作品を推薦・掲載していただけたことは、今でも大変光栄に思っております。また、コニシユカさんに制作していただいた『独りの青』のイメージアルバム『underblue』は、生涯の宝物です。関係者の皆さま、その節は大変お世話になりました。ありがとう御座いました。

 イベントに参加するようになるまでは、わたしはオンライン活動として細々と個人サイトで作品を公開し続けていました。当時は地方に住んでおり、また土日休みではない仕事をしていたため、サークル活動をしてイベントに参加するという選択肢が全くなかったのです。また、コミケやコミティアなどの存在は知っていましたが、文学フリマという文芸イベントがあることを知ったのもここ2年くらいのことでした。しかし転職をして東京近郊に引っ越してきたこと、仕事が土日祝休みになったことをきっかけに、書き溜めた作品がたくさんあるのでイベントに出てみようと一念発起をしました。自分が作った本が目の前で売れること、本を読んでくださった方から時折感想をいただけること、サークル活動を通じてお知り合いになった方とお話をしたり一緒に遊んだりすること、初めての経験ばかりで大変刺激的でしたし、またとても嬉しかったです。また、テキレボでは有志企画の300字SSさんのところでお手伝いをさせていただけて、それもとても楽しかったです。わたしの周りは本当にあたたかくやさしい方々ばかりで、つらい時や困った時にいつも助けてもらいました。皆さまには何度感謝をしてもし足りません。

 それでも、時が経つにつれて「作品があるからイベントに出よう」という思考から、「イベントに出るなら新しい本を作らなきゃ」という思考に変わっていってしまっていることを自覚しました。常に心のどこかに焦りのようなものがあり、自分の思い通りのペースで小説の執筆ができなくなってしまいました。今年に入ってからはそれがずっとつらくて苦しかったです。だったらいっそサークル活動なんてやめてしまおう、もう一度ゼロに戻って小説の執筆に専念できる環境に身を置こう。そう思って、活動終了という決断をくだしました。そのため、サークル活動終了といってもイベントに参加しなくなるだけで、小説の執筆はこれまで通り続けていくつもりです。えがきたい物語がまだまだたくさんあります。これからも創作を続けるために、今の自分にとっての最善の選択をしたと思っています。何卒ご理解いただければ幸いです。
 今後作る新刊は、ものによっては希望する方がいらっしゃれば通販など行いたいと考えております。思い出した時にでも、BOOTHやTwitterなどを覗いていただけると嬉しいです。また、詳細はまだ明らかにできないのですが、お誘いいただいている事案もあるので、今後もお目にかかれる機会はきっとあるはずです。どうぞお楽しみに!

 サークル活動をしている間、楽しいこと、嬉しいことだけでなく、悲しいことやつらいこともたくさんありました。それでもこの1年半のことを、わたしは全く後悔していませんし、きっと長い間、忘れることはないと思います。様々なかたちで森瀬ユウおよびその制作物に関わってくださった皆さま、本当に本当にありがとう御座いました。
 わたしの上記のような性質を察してくださっている方々には、最後の文フリ東京の前後に「今後も作品楽しみにしています」といったお言葉や、「これで執筆に専念できますね」といったお言葉をいただけて、とても嬉しかったです。「これからも仲良くしてください」と仰ってくださった方には頭が上がりません。こちらこそ何卒よろしくお願いいたします。また、今後もイベントには一般参加でふらりと遊びに行くこともあると思いますし、ご迷惑でなければ企画のお手伝いなどもさせていただけたらなあとぼんやり考えています。

 わたしはかつて、小説の中でこのような一節を書きました。

 本当に大切なものであるならば、何処かで再び出会うこともあるだろう。
      (「子どもたちは夢を見ない」『とぎれない、いつか』収録)

 わたしが「小説を書く」という道を歩き続けている限り、同じ道の上で再び誰かとすれ違う瞬間はきっと訪れると思います。ご縁がありましたら、その時はまた何処かでお会いいたしましょう!

 それでは皆さま、お元気で。わたしもきっと、そうします。


 2017年11月24日 森瀬ユウ 幸あれ。
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