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とぎれない、いつか : 通販  発行物一覧   音楽   表紙
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11.15 Wed

zine展inBeppu4参加レポ


 11/3-5に大分県別府の旧ムラヤ青果店さんで開催されたzine展inBeppu4に参加いたしました。
 事前準備からアフターレポートまで主催のこんぺき出版様には大変丁寧に対応していただき、誠にありがとう御座いました。

 zine展inBeppuというイベントは通常の同人誌即売会とは異なり、委託オンリーのイベントです。全国の出展者さんから集まったzineをひとつのお店の中に陳列し、展示販売するというスタイルになっています。公式ツイッター様が画像を上げてくださっているので、それを見ていただければ会場のイメージは掴めるかと思います。

 zineの定義は「一般流通に乗らない個人の手によってつくられた本のこと」(公式サイトより)。自分の作品をzineとして扱っていいものか、疑問がなかったといえば嘘になります。どうしてもzineというと手製本のイメージが強かったのです。しかし昨年開催された様子や参加者様のレポートを拝見していて、「本をどう売るか/どう人の手に届けるか」ということに真摯に取り組まれているイメージが強く、そこに自分も飛び込んでみたいという思いで参加を決めました。

 お預かりいただいた本は短編集が2種類。『とぎれない、いつか』と『aether』です。加えて無料配布のフライヤーとしてサークルの頒布物一覧を作成しました。使用の有無は自由なのですが、POPはテンプレートをご用意いただけたのでありがたかったです。
 拙著はこのように陳列していただきました。(撮影してくださった鹿紙さん、ありがとう御座いました!)
 仕事の都合で当日会場に遊びに行くことはできなかったのですが、主催様や会場に遊びに行かれている方のツイッターなどから当日の様子が窺えて大変良かったです。いつかわたしも温泉に入りがてら現地に足を運んでみたいです。

 わたしはイベントに直接参加される方のブースに本を置かせていただくことは過去に何度かあったのですが、こうして本部委託をするのは初めての経験でした。そのため委託で一体どれくらい本が売れるものなのか、自分は一体何冊納品したらいいのか。さっぱり見当がつかず、委託経験のある方や昨年zine展に参加された方に不躾ながらも色々と相談させていただき、納品数を決めました。1日でどちらかが1冊、3日で合計3冊売れればじゅうぶんなのでは?むしろ1冊も売れない可能性もあるな……という思いで、最初は5冊ずつの納品にするつもりでした。しかし「もっと攻めても大丈夫だよ!」というお言葉をいただき、自分の中ではとても攻めた数を納品したつもりです。結果、商品消化率は64%。自分が思っていた以上の方に拙作を手に取っていただけたようで、とても嬉しかったです。ありがとう御座いました。ちなみにこのイベントの醍醐味は書店における本と人との出会いだと思っているので、ツイッター上での宣伝を意図的にあまりしないようにしていました。

 個人的にとてもビックリしたのは、作者のイチオシの1冊として設定していた『とぎれない、いつか』(500円172頁)よりも、『aether』のほうがたくさん売れたということです。『aether』は800円382頁という文庫本にしては高価格かつ分厚い作品なので、初めましての方は手を出しにくいと思っていました。わたしの本はパッと目を引くような派手さも特徴もありませんし、あらすじを書き出してみても地味な内容の作品ばかりです。それでも何かをお気に掛けて手に取ってくださる方がいるという事実は、とても励みになりました。本当にありがとう御座いました。また、本と読者の間にご縁を結んでくださった主催様にも大変感謝しております。

 zine展は売上報告と一緒にイベントの全体的なことや売れた本の傾向などを分析したアフターレポートをいただくことができます。色々と参考や反省材料にできる部分も多く、非常に充実したレポートで、主催様には頭が下がるばかりです。また、全体的な売り上げを見ながら配置を換えたり、ジャンル分けを整えたりという作業もされているらしく、主催様の「本を売りたい」という姿勢が伝わってきたことがとても嬉しかったです。

 最後に、これはとてもとても個人的な感覚なのですが、わたしはイベントにおいて対面で本を頒布するのが苦手です。サークル参加者としてブースの中にいる時、どんな顔をしてお客さんと接したらいいのかよく分かりません。(もちろんお客さんが来てくださることはとても嬉しいです!)一般参加者として本を買いに行く時も、目の前に本の作者様や関係者様がいると思うとじっくり本を選ぶことができません。話し掛けられた瞬間に逃げてしまうこともたくさんあります。もちろん作者間や作者と読者間の交流を求めている人にとっては、対面で本を頒布できる同人誌即売会はいい機会なのでしょう。しかしわたしは既述の通り人と関わることがとても苦手なので、zine展のように、書店スタイルで本を求める人が本をじっくり選ぶことが出来るイベントがあるというのはとてもありがたいことだと思いますし、このようなスタイルのイベントがもっと増えたらいいのになとも思います。もちろん準備からアフターケアまで細かい対応が求められるため、主催様の手間や負担は並大抵のことではないと思います。それでもzine展inBeppuは今後も長く続いて欲しいイベントだなというのが個人的な感想でした。

 主催のこんぺき出版様、スタッフ様そして会場やお買い物代行サービスで拙著を手に取ってくださった皆さま、本当にありがとう御座いました。zine展inBeppu、参加できてよかったです。
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