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07.12 Wed

2017年7月、札幌の夏|『独りの青』と『underblue』について


 突然ですが、森瀬ユウの既刊のひとつに『独りの青』という作品があります。ちょうど4年前の7月に発表をした、中編1編+掌編3編のミステリ風のオムニバス小説です。

 当時、サークル活動をしておらず、イベントにも参加していなかったわたしは、個人サイトを通じて知り合ったごく僅かな友人・知人のうち、興味を持ってくださった方にのみお譲りするという形で、制作した本を頒布していました。その時にこの『独りの青』を真っ先に手に取ってくださったのが、今では十年来の友人となったコニシユカさんでした。彼女は当時から札幌を拠点とし、作詞・作曲・編曲等の音楽活動を行っていました。また、今年の2月に発表した作品集『夜空のある街』に、観察眼鋭い解説をお寄せくださった方でもあります。
 コニシさんに本を送ってから数日後、ひとつの音楽データがわたしの手元に届きました。「missing blue」と題されたそれは、彼女が『独りの青』を読んで降ってきたという鍵盤の音が記された、ワンコーラスのピアノ曲でした。とある登場人物の心情に寄り添って歌われたその詞と旋律は哀しくもとても美しいもので、わたしは柄にもなくひとりで大泣きしたことを今でもよく覚えています。

 それから3年半の月日が経った2016年12月の中旬、東京での初ワンマンライブを終えたばかりのコニシユカさんから、「4周年となる来年の7月を目途に、『独りの青』のイメージアルバムを作らせて欲しい」という打診を頂戴しました。特に断る理由のないわたしは嬉しさに舞い上がり、ふたつ返事で彼女の提案を受け入れました。しかしその時『独りの青』は在庫切れによる絶版状態となっていました。そしてその打診の数日前にわたしの手元にあった最後の1冊を手にしていたのが、奇しくもコニシさん本人だったのです。『独りの青』という作品をこの世で最初に手に入れたのが彼女で、最後に手に取ったのも彼女であるならば、きっとそれがこの本の運命だったのだろう、と。イベント参加をするにあたって一度増刷していたということもあり、わたしは当時、『独りの青』という本を再版することにあまり積極的ではありませんでした。

 その考えが覆ったのが2017年2月の上旬。旅先に向かう新幹線の中でたまたま眺めていたTwitterのTLで、第二回文学フリマ札幌が2017年7月9日に開催され、その出店者募集が間もなく始まることを知りました。文フリ札幌の開催自体は随分と前から告知されていましたが、自分には縁のないものとしてそれまで全く意識をしていませんでした。しかしその時はどうしたわけか天啓に導かれたような衝撃を受けて、すぐにコニシユカさんに連絡を取りました。

 7月9日に札幌で文学フリマが開催される。7月にイメージアルバムを出すのなら、一緒にこの文学フリマに参加しないか。そこでわたしは『独りの青』を再版するから。と。

 すぐに彼女から快諾の返信が届きました。さらにその日のうちに、文フリ札幌の前日となる7月8日にイメージアルバムのレコ発ワンマンライブが開催されることが決定しました。
 こうして、わたしと彼女は約半年後となるレコ発ワンマンと文フリ札幌に向けて、それぞれ水面下で準備を始めることとなったのです。

 前置きが非常に長くなりましたが、以上のような経緯で、わたしは2017年7月の3日間を札幌の夏に捧げてきました。
 以下、文フリ札幌のレポを含めた7/8-7/10の旅行記となります。
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