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とぎれない、いつか : 通販  発行物一覧   音楽   表紙
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01.28 Sat

【お品書き】第一回静岡文学マルシェ(2/12)

 2/12、静岡市のコミュニティホール七間町MIRAIEリアンにて開催される第一回静岡文学マルシェにサークル参加致します。東京意外の場所で開催されるイベントに参加するのはこれが初めてです。新刊、無料配布冊子もご用意しておりますので、お気軽にお立ち寄りいただければ幸いです!

サークル名:とぎれない、いつか
ブースNo:か-04
Webカタログ:https://plag.me/c/shizubun_marche01/1F/%E3%81%8B/4

 場所は会場の一番奥、委託やポストカードギャザリングのコーナーと向かい合う配置となっております。

 お品書きは以下の通りです。(クリックで大きい画像をご覧いただけます)

ポスターWEB宣伝用全体

■新刊

01:作品集『夜空のある街』【男子高校生|日常|3人組】 → 詳細+本文サンプル

yozora_sample.jpg

 幼馴染の悠人と夏生。高校1年生の時に初めて同じクラスになった要と悠人。悠人を通じて出会った夏生と要。群馬県にある架空の高校に通う男子高校生3人の日常を描いた書下ろしの短編小説3編と、300字SS企画の散文6編を組み合わせた連作集。

 「ふたり」という森瀬文学の主たるテーマはそのままに、今回は「3人組のふたり」をコンセプトにした物語となっております。どういう意味だろう、と疑問に思った方は、ぜひ、お手に取って実際に物語に触れていただければ幸いです。きっと意味が分かると思います。
 初めての方にも読みやすい分量の作品集です。

 また、巻末にコニシユカさんにお寄せいただいた作品解説を掲載しております。コニシさんありがとう御座います!


■既刊

タンブラー用既刊画像

01:『aether』 【読切短編集|現代|日常|高校生】
    → 詳細+本文サンプル
02:『日日是好日』 【短編連作集|男子高校生|茶道部&剣道部】
    → 詳細+本文サンプル
04:『BBHHH』 【長編小説|現代|シリアス|兄弟|家族】
    → 詳細+本文サンプル
05:『satellite-YUE』 【小説+漫画|男子高校生|不良&優等生|先輩&後輩】
    → 詳細+本文サンプル

 初めての方にオススメなのが短編集『aehter』と『日日是好日』。現代、日常、「ふたり」という、「森瀬らしさ」がたっぷりつまった作品です。
 『aether』は本の厚みはありますが、全10編の読切短編が収録されています。また、全体で同じコンセプトを共有した、1冊で1つの作品としても楽しめる短編集になっております。

 『BBHHH』は「似てない兄弟」を中心に、家族の愛情を描いた長編シリアス小説です。重いテーマを扱ってはおりますが、水槽の底にいるような、硬質で重厚な世界観をお楽しみいただけると思います。

 『日日是好日』は第一回Kino-Kuni文學賞の佳作受賞作品です。この『日日是好日』と小説+漫画合同誌『satellite-YUE』は静マルがイベントでの最終頒布の予定となっておりますので、興味のある方はお手に取っていただければ幸いです。残部があれば、4月以降に通販を開始致します。

 また、残部が2部しかないためWebカタログには掲載しておりませんが、詩集『默想』をご所望の方は、TwitterのリプライもしくはDM、メール等でお申し付けいただければご用意いたします。その他新刊・既刊の取り置きも遠慮なくお声掛けいただければ幸いです。


■無料配布

タンブラー用無料配布

01:『会う時はいつも夜の下』 【短編小説|現代|日常】
    → 詳細+本文サンプル

 甥と叔父のささやかな交流を描いた書下ろし短編小説1編と、サークル:とぎれない、いつかの発行物一覧&冒頭抜粋を掲載したお試し小冊子。

02:『夜空のない街』 【ポストカード】

 ポストカードギャザリング参加作品。新刊『夜空のある街』の序章となる掌編を掲載しております。ポストカードギャザリングについてはこちらの説明をご覧ください。


 静マルが終わった次の日は、憧れの沼津港深海水族館に遊びに行く予定です。めっちゃ楽しみ!!!
 それでは皆さま、2月は静岡でお会いしましょう!
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01.28 Sat

【短編】〇一八:住の江の


 夢の中にいる時にも似た浮遊感がある。
 俊雪は夢というものを見たことがない。何か夢を見ていた、そんな漠然とした記憶が残っていることはあるものの、何の夢を見ていたのかを全く思い出すことが出来ないのである。そのためこの感覚はあくまでも俊雪の想像でしかない。けれども夢の中という表現が、今の状態には酷く似つかわしい。ぼんやりと窓の外を眺めながら、取り留めもなくそんなことばかりを考えていた。
 全ての客室から海が見えるという、オーシャンビューをウリにした能登半島の温泉旅館。大きな硝子がはめ込まれた男湯の脱衣所の窓からも、日本海の大海原が望めるはずである。少なくとも新幹線の座席で眺めた旅館のパンフレットの中ではそうだった。
 午前5時。
 夜明けまではまだ遠い。目の前に広がっている景色に光はない。視界はただただ夜闇に包まれていて、空と海との区別はつかない。暗闇の下半分、おそらく海があるであろうところだけがゆらゆらと細波によって揺らいでいるのが分かる。それがこの不思議な浮遊感の正体なのかもしれない。硝子一枚だけを隔てた夜の海。たとえそこにどんな危険が潜んでいたとしても、温白色の間接照明で照らされた脱衣所に害は及ばない。それでいて砂浜に立っているかのように、さらさらと足もとが浚われていく心地があった。
01.25 Wed

新刊『夜空のある街』について

yozora_sample_small.jpg

 幼馴染の悠人と夏生。高校1年生の時に初めて同じクラスになった要と悠人。悠人を通じて出会った夏生と要。悠人の自宅の机の上には、あるひとつの卓上カレンダーが後生大事に置かれている。

「ふーん。天体が好きなんだ」

 群馬県××市。彼らが住む街にはいつだって、目には見えない星が輝いていた。

***

 群馬県にある架空の高校に通う男子高校生の日常を描いた書下ろしの短編小説3編と、300字SS企画の散文6編を組み合わせた連作集。

小説|A6|100頁|300円|短編連作集
【男子高校生|日常|3人組】

■初頒布イベント:2/12第一回静岡文学マルシェ
Webカタログ:https://plag.me/p/shizubun_marche01/3016
本文サンプル:http://skyer.soragoto.net/off/yozora_sample01.html
pixiv版サンプル:http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7698522

***

 約1年ぶりとなる小説の新刊です。悠人、要、夏生という3人の男子高校生の物語。「あれ、森瀬は「ふたり」を主なテーマにした話を書いているはずなのに、今回は3人組なの?」と疑問を持たれる方もいるかもしれません。大丈夫です、ちゃんと「ふたり」を書いた物語です!3人組のふたり、が今回のコンセプトとなっております。どういう意味だろう、と疑問に思った方は、ぜひ、お手に取って実際に物語に触れていただければ幸いです。きっと意味が分かると思います。

 そして今回、恐らく初めて自分の作品の中で具体的な地名を出したような気がします。群馬県。群馬県が舞台です、と言ってしまうと、かなり詐欺な内容になっている自覚はあるのですが……。この新刊が初売りとなるイベントが静岡文学マルシェ、文学フリマ前橋という地域性のあるイベントだったので、何かそれらしい舞台を用意したい、という気持ちが根底にはありました。しかしそれ以上に、『夜空のある街』のテーマである「天体観測」、そして冬の物語であるということを考えた時に、冬の上州に吹き荒ぶ空っ風と、抜けるように青く深い冬晴れの空が真っ先にわたしの頭の中に浮かびました。夜になれば、星もとても綺麗に見ることが出来ます。あの空はきっと彼らの世界に相応しい、そう思って彼らの舞台に選びました。ちなみに文学フリマ前橋が開催される群馬県前橋市は、かつでわたしが仕事で2年間通った因縁の地でもあるのです。

 初めての試みとしては、コニシユカさん(http://metrodelica.com/)に「解説」を書いていただきました。巻末に掲載されております。実は作品に解説を書いてもらうということにずっと憧れを抱いておりまして。どなたにお願いしよう、ということを考えた時に、一番始めに頭に浮かんだのが彼女の存在でした。むしろ彼女以外の人はまったく考えられなくて、もしも断られたら解説なしで本を作ろうとさえ思っていました。コニシさんはわたしの十年来の友人なのですが、真摯かつシビアに作品に向き合う姿勢を心から尊敬しています。忙しい時期であるにも関わらず、快く引き受けてくださった彼女には感謝の念しかありません。この新刊だけではなく既刊作品にも触れながら、作者であるわたし自身も思わず納得してしまうほどの深い考察をして「解説」を書いてくださいました。この解説だけでもじゅうぶんに読む価値はあると思っております。本当にありがとう御座いました!

 イベントでの頒布予定は以下の通りとなっております。通販は4月以降に開始予定です。
・2/12静岡文学マルシェ(とぎれない、いつか|か-04)
・3/26文学フリマ前橋(オカワダアキナさんとの合同サークル)
・4/1テキレボ5(オカワダアキナさんのスペースに委託させていただきます)

 100頁という自分の作品の中では一番薄い本ではありますが、今、彼らについて語れることはすべて物語の中に詰め込んだと自負しております。ひとりでも多くの方に興味を持っていただければ幸いです。よろしくお願い致します。
01.15 Sun

ご報告


第一回Kino-Kuni文學賞(https://www.kishu-bsk.org/)で佳作を受賞致しました。


 友人に報告をしたら電話でお祝いをしてくれて、一緒にジュースでエア乾杯をし、Twitterでもたくさんの方にお祝いのお言葉をいただきました。ありがとう御座います!自分の名前を見つけた時はポカンとしてしまってまるで他人事のような感覚でしたが、ようやくじわじわと喜びの実感が湧いてきております。講評も噛みしめるようにして読みました。発表済みの作品でもいい、必ず講評がもらえる、ということで意を決して応募した賞でした。こうして完全なる第三者の目で「評価」をしてもらうというのは人生で初めての経験だったのですが、よい結果が出て、また、伸びしろがあるという内容の評をいただけたことを本当に嬉しく思っております。選考に携わった皆さま、本当にありがとう御座いました。

 賞をいただいたからといって、今後の自分の創作活動に変化が起こるかというと、ほぼ100%何もないと思います。わたしはわたしが書きたい作品を書き続けるだけです。それも自分のためだけに。そのスタンスはずっと変えないでおきたいのです。そうでなければ多分、わたしは何も書けなくなる。それでも、今日までこの場所に居続けることが出来たのは、作品を読んで、感想をくださったり好きだと言ってくださったりした方々のおかげだと思っています。ありがとう御座います。書きたいものが無くなり、魂がすべて削れるその日まで、書き続けていくつもりです。
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